アパレル業界の新政略! ~インスタグラムがショップに⁉第2弾~

 

アパレル業界の新政略の一つとして需要が増えているインスタグラムのIGTV機能での購買方法について、前回の記事に引き続き第2弾として今回は「JUEMI」というブランドについても調べてみました!

今回調べたJUEMIは、東京.名古屋.大阪と全国に3店舗を構えたブランドでオリジナル商品は勿論、それぞれの店舗でヴィンテージ品も扱っています。今回は東京ラフォーレ原宿店が新作紹介として配信しているIGTVを拝見し、考察しました。

 


✯メリット

まず初めに1番良かった点が、配信が始まってすぐに自己紹介と共に身長を伝えていたことです。
画面上ではどうしても直接商品見るより、サイズ感や丈感など伝わりにくい部分が出てきてしまいます。JUEMIはロングワンピースが定番商品として人気なのもあり、実際に身長を伝えた上で着用している所がみれるので購入検討に繋がりやすくなるのでとても良いと思いました。また、2名のスタッフで配信していたのですが、高身長の方と低身長の方がそれぞれ選ばれていたのでより多くの視聴者が参考にしやすいのもポイントとなっていました。

そして今回はラフォーレ原宿店の配信を拝見しましたが、別の配信では名古屋店と大阪店も配信していました。それぞれの店舗が新作紹介と共に、その店舗の店舗限定アイテムとヴィンテージアイテムの紹介もしていたのですが、それが他のブランドのIGTVには無い、とても面白い試みだと思いました。店舗限定アイテムは勿論、ヴィンテージアイテムも一点物なのでその店舗でしか手に入らない為、こうして店舗毎に紹介することで全国のJUEMIに行く顧客も増えているのではないかと予想しています。アパレルブランドのIGTVでの配信は、コロナ禍によるオンラインショッピングの需要を伸ばす目的だけかと思っていましたが、こうしてリアル店舗に足を運ぶきっかけ作りにも繋げることができるんだなと感じました。

アイテムの紹介方法としては、2人のスタッフが同じアイテムを色違いで、違う着こなしをして紹介していたので、比較もしやすく、自分がアイテムを購入したとして持っている服と合わせた時のことを想像しやすい紹介の仕方だったので、それもクロージングに繋がるとても良いポイントだと思いました。

 


✯デメリット

その中で一つ残念だった点が、画角が近くて足先までが見えなかったことです。もちろん素材、生地感などはその分見やすかったのですが、全身隈なく見たい時に少し近くて、せっかく身長まで伝えてくださってとても参考にしやすいアイテム紹介だったのに、全身がしっかりと映るスペースでは無かったのが惜しかったです。開店前や閉店後などに少し什器を移動させるなどして、撮影スペースを充分に撮ることが必要だなと思いました。

 


✯終わりに

今回第1弾も含めて2つのブランドのIGTVをそれぞれ考察しましたが、同じIGTVでの配信でもブランドにより独自の戦略を練られているのが伝わり、今後IGTV配信による商品購入もどんどん増加していくのではないかと考えています!